釈尊涅槃会の日に、本願であり遺言を修す
本日2月15日は、お釈迦さまがお亡くなりになられた日
この日を釈尊涅槃会(しゃくそん ねはんえ)とも言います。
お釈迦様は涅槃に際し、お弟子の方々に遺言をされました。
それは・・・
「自灯明・法灯明」(じとうみょう・ほうとうみょう)だと言われています。
という意味です。
そして最後に「怠らず励みなさい!」と言い残し、涅槃に入られたと伝わっています。
そのお釈迦様が亡くなられた日に、毎年、京都の松ヶ崎大黒天(妙圓寺)では
国祷会(こくとうえ)が執り行われます!
今年も、壱百日の大荒行を出られた行僧上人(ぎょうそうしょうにん)をお招きして、
祈りが捧げられました(。-人-。)
国祷会とは、国を祈る法要という意味になります
お釈迦様がそのご生涯で、一番説きたかったのは「法華経」だと言われています。
ゆえに、出世の本懐のお経とも言います。(法華経を説く為に、この世にお出ましになった)
その法華経の中で、お釈迦様が「我此土安穏 天人常充満(如来寿量品第十六)」と
お説きになられますw( ̄△ ̄;)wおおっ!
つまりは、国土世間そのものを成仏させることこそが、お釈迦様の本願でもあります。
私たちが穏やかに住む条件は、天災や、人災がないことが最重要です。
そのような世界にしてこそ、個人の幸福はあり得ます。
これこそが、お釈迦様が説かれた如来寿量品第十六の経文、
「我此土安穏 天人常充満」そのものであります!
この国土が安穏だからこそ、天人や人間が栄え、充満するということ。
だとすれば、個人一人一人を教化して国をよくしていくよりも、
もっと先んじて、していかなければならないことは、
国土の成仏を優先していかなければならない。
つまり法華経という正法をたてて、国を安んじていくことで、
国土は安穏にして、天下は泰平となり、
天災や人災、戦争がおこらない世界となっていくのです。
その為には、この世を嫌い、違う浄土を求めて離れて現実逃避することではなく、
前向きに、この世そのものを浄土へと変えていかなければなりません。
(娑婆即寂光土)
まさにこれは、日蓮大聖人が『立正安国論』に
~先ず国家を祈りて、すべからく仏法を立つべし~
と、お述べになられているように、
国土世間というのは、正しい法によって栄え、その法は人によって貴ばれるものです。
その国が滅んで、人がいなくなってしまえば、
一体誰が全ての人を救ってくれる法を崇め、信じるのでしょうか・・・。
だからこそ、一身の安らかであることを願うならば、
まず何をおいても世の中が穏やかになることを祈らなければなりません。
これこそが、国祷会の法要を執り行う大事な意味です
かつて宮沢賢治は、このことを
と主張しました。
お釈迦さまが涅槃に入られた聖日に、
そのお釈迦様の本願である皆が苦を離れ、幸せになるように(成仏)
一心に国(世界)を祈った国祷会でありました!
日蓮宗 了光山護国寺 ~山科檀林旧跡~
この日を釈尊涅槃会(しゃくそん ねはんえ)とも言います。
お釈迦様は涅槃に際し、お弟子の方々に遺言をされました。
それは・・・
「自灯明・法灯明」(じとうみょう・ほうとうみょう)だと言われています。
他人を頼りにするのではなく、自ら立って歩みなさい!
そして何よりも法を拠り所としなさい!
という意味です。
そして最後に「怠らず励みなさい!」と言い残し、涅槃に入られたと伝わっています。
そのお釈迦様が亡くなられた日に、毎年、京都の松ヶ崎大黒天(妙圓寺)では
国祷会(こくとうえ)が執り行われます!
今年も、壱百日の大荒行を出られた行僧上人(ぎょうそうしょうにん)をお招きして、
祈りが捧げられました(。-人-。)
国祷会とは、国を祈る法要という意味になります
お釈迦様がそのご生涯で、一番説きたかったのは「法華経」だと言われています。
ゆえに、出世の本懐のお経とも言います。(法華経を説く為に、この世にお出ましになった)
その法華経の中で、お釈迦様が「我此土安穏 天人常充満(如来寿量品第十六)」と
お説きになられますw( ̄△ ̄;)wおおっ!
つまりは、国土世間そのものを成仏させることこそが、お釈迦様の本願でもあります。
私たちが穏やかに住む条件は、天災や、人災がないことが最重要です。
そのような世界にしてこそ、個人の幸福はあり得ます。
これこそが、お釈迦様が説かれた如来寿量品第十六の経文、
「我此土安穏 天人常充満」そのものであります!
この国土が安穏だからこそ、天人や人間が栄え、充満するということ。
だとすれば、個人一人一人を教化して国をよくしていくよりも、
もっと先んじて、していかなければならないことは、
国土の成仏を優先していかなければならない。
つまり法華経という正法をたてて、国を安んじていくことで、
国土は安穏にして、天下は泰平となり、
天災や人災、戦争がおこらない世界となっていくのです。
その為には、この世を嫌い、違う浄土を求めて離れて現実逃避することではなく、
前向きに、この世そのものを浄土へと変えていかなければなりません。
(娑婆即寂光土)
まさにこれは、日蓮大聖人が『立正安国論』に
~先ず国家を祈りて、すべからく仏法を立つべし~
と、お述べになられているように、
国土世間というのは、正しい法によって栄え、その法は人によって貴ばれるものです。
その国が滅んで、人がいなくなってしまえば、
一体誰が全ての人を救ってくれる法を崇め、信じるのでしょうか・・・。
だからこそ、一身の安らかであることを願うならば、
まず何をおいても世の中が穏やかになることを祈らなければなりません。
これこそが、国祷会の法要を執り行う大事な意味です
かつて宮沢賢治は、このことを
世界全体が幸福にならないかぎりは、個人の幸福はありえない。
と主張しました。
お釈迦さまが涅槃に入られた聖日に、
そのお釈迦様の本願である皆が苦を離れ、幸せになるように(成仏)
一心に国(世界)を祈った国祷会でありました!
日蓮宗 了光山護国寺 ~山科檀林旧跡~
by yamasina-gokokuji
| 2013-02-15 20:10
| 京都日蓮宗行事
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by 山科 護国寺
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