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インド仏跡参拝見聞記Ⅴ~サールナート編~完

インド仏跡参拝シリーズ、ついに最終回です060.gif

インドのお釈迦さまの仏跡はたくさんありますが、

その中でも四大聖地と呼ばれるところがあります034.gif

それは・・・

お釈迦様がお生まれになられた、ルンビニー
お釈迦様がお悟りを開かれた、ブッダガヤ
お釈迦様が初めて法を説かれた、サールナート
お釈迦様が涅槃に入られた、クシナガラ

以上の四つです。

今回の仏跡参拝では、ブッダガヤの他に、

初めて法を説かれたサールナートも参拝させて頂きました♪

まずはじめに、お釈迦様が苦行をされていた時代、一緒に修行をしていた5人の仲間がおられました。

ご存じのように、お釈迦様は苦行では悟りを開けないと気付かれ、

苦行を中止し、スジャータによる乳粥の供養を受けます(。-人-。)

それを見ていた5人の仲間は、お釈迦様はもう堕落したと考え、

サールナートへと移動してしまいます。

お悟りを開かれたお釈迦様は、そのまま涅槃に入る事を考えられましたが、

諸天善神が、「すべての生けとし生ける者を救う為、法を説いて下さい!」m(_ _)m

と頼まれ、(これを梵天勧請といいます。)それを了承したお釈迦様が向かわれたのが、

以前一緒に修行をしていた仲間がいるサールナートです!

五人の仲間が、お釈迦様を迎えた所に塔(ストゥーパ)が建立されておりました!
インド仏跡参拝見聞記Ⅴ~サールナート編~完_d0214907_8321176.jpg

迎塔とよばれているそうです。(ちなみにここも以前は丘で、発掘すると塔が出現)

この地で、お釈迦様は初めて法を説かれましたが、このことを・・・

初転法輪(しょてんぼうりん)といいます034.gif

輪が転がっていくように、初めて法という輪が転がって広がったという意味です!

ちなみにこのサールナートは「鹿野園」と呼ばれ、野生の鹿がたくさん生息していました。

奈良県の東大寺付近(奈良公園)に鹿がたくさんいますが、

この古事に由来しているようですw( ̄△ ̄;)wおおっ!

さて、五人の仲間がお釈迦様を迎えた場所からほど近いところに、

初転法輪された聖跡がありました( -人-)
インド仏跡参拝見聞記Ⅴ~サールナート編~完_d0214907_8321296.jpg

ここにはインドを統一し、熱心な仏教徒であったアショーカ王が建てた

アショーカ王柱碑が残っております。
インド仏跡参拝見聞記Ⅴ~サールナート編~完_d0214907_8321439.jpg

アショーカ王柱碑の先は、近くの美術館に厳重に保管されております!

インドの至宝といったところでしょう049.gifもちろん撮影禁止!ゆえに画像なし・・・。

この聖跡にも立派な塔(ストゥーパ)がありました!
インド仏跡参拝見聞記Ⅴ~サールナート編~完_d0214907_83216100.jpg

なんでもこの塔(ストゥーパ)のたぐいは、最初は本当に小さかったそうです!

それが、お釈迦様をしたう人々が、次々と石を積み上げ、

現在のような大きさになったとガイドさんから説明を受けました(゚ー゚)(。_。)ウンウン

人々のお釈迦様を慕う気持ちがそうさせたのでしょう♪

これがやがて日本に伝わり、五重塔へと変貌を遂げます( ̄□ ̄;)!!

私たちのお墓に、木でできた塔婆を建てますが、元々はこの塔(ストゥーパ)から来ています。

その後、同じサールナートにある、日蓮宗の法輪寺さまを参拝(*^-゚)vィェィ♪
インド仏跡参拝見聞記Ⅴ~サールナート編~完_d0214907_8321727.jpg

こちらにも立派な塔(ストゥーパ)が建立されておりました!
インド仏跡参拝見聞記Ⅴ~サールナート編~完_d0214907_8322079.jpg

インドでも正法が弘められている事に、誇りを感じました072.gif

さて次の日は、インドの聖なる川・ガンジス川に早朝から繰り出し、

船上からご来光を拝見(。-人-。)
インド仏跡参拝見聞記Ⅴ~サールナート編~完_d0214907_8351719.jpg

そしてこの船上で東日本大震災慰霊一周忌法要を執り行いました!
インド仏跡参拝見聞記Ⅴ~サールナート編~完_d0214907_8322258.jpg

参加者一同、お題目をお唱えし、一心にお祈りを捧げました。

またたくさんのお申し込みがあった塔婆を、聖なるガンジス川に流し、供養の一端といたしました。

この法要を終え、今回の仏跡の参拝はすべて終了。

本当に心からお釈迦様を感じ、信仰とは何なのかと、見つめ直せた旅でした!

また機会があるならば、是非とも訪れたい国であります。

今回の仏跡参拝にご参加くださいました参加者の皆様。

企画引率してくださいましたカイラスの落合さま。そして現地ガイドのお二人。

京都日蓮宗青年会の皆様に、深甚の感謝を申し上げます!

ありがとうございました!

そしてお疲れ様でした♪

これからもお釈迦様の教えを守り、お釈迦様と共に歩んでいける人生を送って参りたいと思います。

このインド団参では、仏跡以外にもたくさん観光いたしましたので、

詳細は、京都日蓮宗青年会のブログをご覧下さいませ♪

インド団参報告〜1、2日目〜


インド団参報告〜3、4日目〜

インド団参報告〜5、6日目〜

インド団参報告〜7、8、9日目〜

またこのインド仏跡参拝で感じたことを、別日に記載したいとおもっております♪

以上、長らくお付き合い頂きありがとうございました(。-人-。)

              日蓮宗 了光山護国寺 ~山科檀林旧跡~
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by yamasina-gokokuji | 2012-03-16 08:39 | 日記

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by 山科 護国寺

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