法華経修行の肝心(釈尊の本願)
本日12月6日、本山 本満寺で紹継塾がありました!
今回の講題は「法華経修行の肝心(釈尊の本願)」です
最初に難波先生は、仁王経に説かれる、国王をたった一人教化(きょうけ)するだけで、
その国の多くの民衆を救うことができるという教えを受け、
この紹継塾も同じように、この講義を受けた僧侶がそれぞれ自坊に帰って、
布教教化することで多くの檀信徒を救うことができる!
これこそが紹継塾の目的であると述べられました
日蓮大聖人は六老僧を育て、臨終間際には経一麿(日像上人)に
帝都弘通(京都の布教)を御遺言なされます。即ちそこには為政者の教化があります。
お寺で法事やお葬式ばかりをして、寺院を守るばかりが、
本仏釈尊や日蓮大聖人の望んでいることではない
お寺を出て、布教教化に励むことこそが、本願(ほんがん)に叶う行為であると。
さて、講題の法華経修行の肝心ですが、
まず私たちが本化(ほんげ)の菩薩であることを自覚することからはじまります。
それはどういうことか?
時代が違えばステージも違う。ステージが違えば教化も違う・・・。
お釈迦さまが生きておられた在世、お亡くなりになってからの二千年(正法・像法)は、
法華経迹門の教えで救済されますが、(インドに応現されたお釈迦様・迹仏)
お釈迦さまがお亡くなりになられて、二千年が過ぎた末法(まっぽう)という時代には、
その教えでは太刀打ちできない( ̄□ ̄;)!!
末法という世の中に生まれてくる人は、悪業の因縁が深く、
しかも法華経とのご縁が薄い!
そこで必要になってくるのが、法華経本門に説かれる法華の良薬(万病一薬)である
南無妙法蓮華経のお題目であります。
それを弘めるのが、本化の菩薩(地涌の菩薩)であります。
日蓮大聖人は『日眼女釈迦仏供養事』に
~心はたらけば身うごく~
とお述べになっており、私たち自身が本仏釈尊の教えをありがたいなと思ったときにはじめて行動をとる。
その行動とは自行(じぎょう)・化多(けた)にわたります。
自行とは、お題目修行。自身が仏になるためにお題目を信じて服すことであり、
化他行とは、末法の毒病を救う薬であるお題目を人々の口に入れること。
即ち、下種結縁(げしゅけちえん)の布教教化であります。(これを上求菩提・下化衆生という)
これは日蓮大聖人の御生涯そのものでもあります。
ということは、法華経修行の肝心とは=日蓮大聖人の修行の肝心となります。
大聖人は『十八円満鈔』の中で
~総じて予が弟子等は我が如く正理を修行し給え~
と私たちにご訓戒
日蓮大聖人と同じように、求道にはじまり、法華経を色読し、化道に終始するお姿こそ、
本化の菩薩であり、地涌の菩薩の一員であります。
その日蓮大聖人が法華経修行の肝心を『崇峻天皇御所』に
~一代の肝心は法華経、法華経の修行の肝心は不軽品にて候なり~
とご教示くださってますように、手本となるのは常不軽菩薩の但行礼拝(たんぎょうらいはい)!
これを不動のものさしとすることが肝心です。
常不軽菩薩は、人々に仏様のお姿そのものを見ました。
但行礼拝とは、ただひたすら仏身(ぶっしん)を拝み、成仏させる為でなく、
仏であると気付かせる修行であります。
そのためには、お寺から出て布教しなければならない、
『立正安国論』のはじまりは、
~旅客来りて嘆いて曰く~
つまりは、家を飛び出し誰にも彼にも訴えて救わんとする心のこと。
ここに日蓮門下の修行の肝心があります
これには本仏釈尊の本願と、日蓮大聖人の使命感を実践していく・・・。
ただただ、私たちの行動にすべてはかかっていると、講義は締めくくられました(。-人-。)
日蓮宗 了光山護国寺 ~山科檀林旧跡~
今回の講題は「法華経修行の肝心(釈尊の本願)」です
最初に難波先生は、仁王経に説かれる、国王をたった一人教化(きょうけ)するだけで、
その国の多くの民衆を救うことができるという教えを受け、
この紹継塾も同じように、この講義を受けた僧侶がそれぞれ自坊に帰って、
布教教化することで多くの檀信徒を救うことができる!
これこそが紹継塾の目的であると述べられました
日蓮大聖人は六老僧を育て、臨終間際には経一麿(日像上人)に
帝都弘通(京都の布教)を御遺言なされます。即ちそこには為政者の教化があります。
お寺で法事やお葬式ばかりをして、寺院を守るばかりが、
本仏釈尊や日蓮大聖人の望んでいることではない
お寺を出て、布教教化に励むことこそが、本願(ほんがん)に叶う行為であると。
さて、講題の法華経修行の肝心ですが、
まず私たちが本化(ほんげ)の菩薩であることを自覚することからはじまります。
それはどういうことか?
時代が違えばステージも違う。ステージが違えば教化も違う・・・。
お釈迦さまが生きておられた在世、お亡くなりになってからの二千年(正法・像法)は、
法華経迹門の教えで救済されますが、(インドに応現されたお釈迦様・迹仏)
お釈迦さまがお亡くなりになられて、二千年が過ぎた末法(まっぽう)という時代には、
その教えでは太刀打ちできない( ̄□ ̄;)!!
末法という世の中に生まれてくる人は、悪業の因縁が深く、
しかも法華経とのご縁が薄い!
そこで必要になってくるのが、法華経本門に説かれる法華の良薬(万病一薬)である
南無妙法蓮華経のお題目であります。
それを弘めるのが、本化の菩薩(地涌の菩薩)であります。
日蓮大聖人は『日眼女釈迦仏供養事』に
~心はたらけば身うごく~
とお述べになっており、私たち自身が本仏釈尊の教えをありがたいなと思ったときにはじめて行動をとる。
その行動とは自行(じぎょう)・化多(けた)にわたります。
自行とは、お題目修行。自身が仏になるためにお題目を信じて服すことであり、
化他行とは、末法の毒病を救う薬であるお題目を人々の口に入れること。
即ち、下種結縁(げしゅけちえん)の布教教化であります。(これを上求菩提・下化衆生という)
これは日蓮大聖人の御生涯そのものでもあります。
ということは、法華経修行の肝心とは=日蓮大聖人の修行の肝心となります。
大聖人は『十八円満鈔』の中で
~総じて予が弟子等は我が如く正理を修行し給え~
と私たちにご訓戒
日蓮大聖人と同じように、求道にはじまり、法華経を色読し、化道に終始するお姿こそ、
本化の菩薩であり、地涌の菩薩の一員であります。
その日蓮大聖人が法華経修行の肝心を『崇峻天皇御所』に
~一代の肝心は法華経、法華経の修行の肝心は不軽品にて候なり~
とご教示くださってますように、手本となるのは常不軽菩薩の但行礼拝(たんぎょうらいはい)!
これを不動のものさしとすることが肝心です。
常不軽菩薩は、人々に仏様のお姿そのものを見ました。
但行礼拝とは、ただひたすら仏身(ぶっしん)を拝み、成仏させる為でなく、
仏であると気付かせる修行であります。
そのためには、お寺から出て布教しなければならない、
『立正安国論』のはじまりは、
~旅客来りて嘆いて曰く~
つまりは、家を飛び出し誰にも彼にも訴えて救わんとする心のこと。
ここに日蓮門下の修行の肝心があります
これには本仏釈尊の本願と、日蓮大聖人の使命感を実践していく・・・。
ただただ、私たちの行動にすべてはかかっていると、講義は締めくくられました(。-人-。)
日蓮宗 了光山護国寺 ~山科檀林旧跡~
by yamasina-gokokuji
| 2011-12-06 21:48
| 京都日蓮宗行事
護国寺の行事案内・日蓮宗の動向・日々の活動を綴ってます!
by 山科 護国寺
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