昨日８月１９日、本山 妙傳寺で御真骨堂改修における遷座（せんざ）の儀が執り行われました！

午後２時から、ご縁日である七面大明神の例祭を厳修し、

その後、御真骨堂に場所を移しての遷座法要です！

本山 妙傳寺は、西身延と称され、高祖日蓮大聖人の御真骨（ごしんこつ）と、

身延七面山の御神体と同木同体の七面大明神をご奉安しています

ところが、日蓮大聖人の御真骨を奉安している御真骨堂が、長年の風雪により損傷が激しくなり、倒壊のおそれが出てきたのです・・・。

そこで平成２２年に改修委員会を設置し、事業内容を話し合い、勧募を法縁寺院・檀信徒に募り、

此度、天縁熟し改修作業に取りかかることになりました。

御真骨堂は拝殿と外陣によって建立されており、今回は拝殿を解体修理いたします！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(左・外陣　　右・拝殿)

まず、御真骨を奉安している宮殿（くうでん）を外陣に移動しました。

これが大変な作業（￣□￣；）!!

次に、御真骨堂拝殿内には、開創以来の外護檀越のご位牌や、ご遺骨が多数安置されています！

それを客殿に仮安置するため、ご移動願います・・・。

これも気の遠くなるような作業でした・・・。

そして！ついに客殿への移動が完了♪（ちなみに真ん中の御厨子は鬼子母神・十羅刹女）


数え切れない程のご位牌です！

皇族の方や、一条家・四条家といった、公家の外護檀越、

更には大聖人のお側にいつまでも居たいと願い、安置された各家のご位牌の数々・・・

改修工事が終わるまで、こちらで読経唱題供養をさせていただきます(　-人-)

さて、御真骨とご位牌を移動し終えた後の拝殿は・・・

あの頑丈な扉の奥が拝殿です！（蔵作りの頑丈な構造）

画像からも分かりますが、かなりの傾きですヽ(ヽ>ω<)ﾋｲｨｨｨ!!

３００年という長き間、高祖の御真骨をはじめ、これまで妙傳寺を支えて頂いた、外護檀越の各精霊をお護り頂き、本当にありがとうございました！

来年の４月２８日、立教開宗の聖日に解体修理が完了する予定です。

またこのブログでも、その都度ご報告させて頂きたいと思います。

最後になりましたが、遷座の儀をお手伝い頂きました各聖、そして業者の皆様、

本当にご苦労さまでした。心から御礼申し上げます！

　　　　　　　　　　　　　　日蓮宗　了光山護国寺　～山科檀林旧跡～