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三万年の死の教え~チベット「死者の書」の世界~

以前、このブログで『だから死ぬのは怖くない』という記事を書きました。

「死」というものについて、目をそらすことなく見つめた本の感想を書いたのですが、

いつもこの「死」を見つめ、仏教の勉強や、修行そのものを「死」について

軸にしているのがチベット仏教であると書かれていた本がありました。

それは・・・

「三万年の死の教え」という本です。
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この本は、「チベット死者の書」という有名な翻訳本がありましたが、

その思想体系を分かりやすく紹介した本でした。

以前、護国寺の信行会で私が、

「私の目標は、この信行会に参加された人がいつかこの世を去るとき、
お葬式の時の引導文で、○○さん、今までお疲れ様でした。
あなたに言うことはもう何もありません。安心して仏さまのおられる浄土へお戻り下さい!
という引導文を読みたい。」


と参加者の前で話したことがあったのですが、信行会終了後、参加者のお一人から、

「こんな本がありますよ!」


と紹介されたのがこの本でした034.gif

まさに、人生とは何なのか、何の為に生きるのか、

仏教とは何なのかを学んでいくのが信行会の目的でもあるのですが、

それを日頃からおこなっているのがチベットであると、

この「三万年の死の教え」には書かれていました。

この本の中で、聴覚だけは最期まで機能していると書かれていたことは、

先述の『だから死ぬのは怖くない』と非常に似通っており、とても驚きました。

チベットでは死人が出ると、僧侶がすぐに駆けつけ、

死者が再び輪廻転生しないように、死者に語りかけるそうです。

それはあたかも、日本の僧侶がお葬式で読み上げる「引導文」と同じではないかと思います。

この本には、こんな文章が出てきます。

~人は100年も経たないうちに死んでしまう。長寿を得たものも、確実に死んでいく。かたちあるものは、滅びをむかえ、集まったものは散り散りになっていく。空に生まれ、空に死んでいく。人は皆、わたしもあなたも、この現象世界の中のどこにも、羽を休める足場をみいだすことのできないまま、宙に舞い続けている蜂のようなものだ。財産も、家族も、肉親の愛情も、死の時にはなんの役にも立たない。あなたはそれをすべて捨てて旅立つのだ。だから、わたしたちが生きているうちにすべきことは、自分の心を成熟に向かわせることだけなのだ。そのことの重要さが、誰にも訪れる死の時に、分かる~

これは私たちが生きているときにすべきことは、心の成長であり、成仏する事である。

と言いたいのではないでしょうか?

更に人生においては、「生きる目的を知ることができたら、生きた意味がある」

とも書かれていました。非常に共感できる言葉です( -人-)

誕生の時には、あなたが泣き、
全世界は喜びに沸く。
死ぬときには、全世界が泣き、
あなたは喜びにあふれる。
かくのごとく、生きることだ。


と、なんとも素敵な言葉も書かれていました060.gif

昨今、日本の仏教を「葬式仏教」と揶揄する声がありますが、

私は葬式仏教でも良いと思います。

問題なのは、葬式だけの仏教になるのがいけない034.gif

いつか必ず来る「死」というものに対して、どのような心構えが必要なのか、

信仰というものがどれほど大事なのかを、我々僧侶は相手が生きているうちに教えを説いていき、

そして、いよいよ最期のお葬式を迎えるとき、遺族、親族、知人友人と再確認できる

お葬式をあげることが大事なことであると、自戒しております。

少々、熱く語ってしまいましたが、

この本には、チベットに伝わる3万年の「死」の教えが書かれており、

チベットのみならず、世界の同じような教えにも触れていました。

私自身、僧侶としての歩み、人生をどのように生きていけばいいかを、

考えさせられた一冊でした。

              日蓮宗 了光山護国寺 ~山科檀林旧跡~
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by yamasina-gokokuji | 2012-01-30 19:24 | コラム

インド仏蹟参拝が迫って参りました♪

昨日1月28日、松林院団参の会議がありました034.gif

この団参は、京都日蓮宗青年会結成五十周年事業の一環で、

インドの仏蹟参拝を企画しています(●⌒∇⌒●) わーい

出発は3月3日

ということで、旅の栞の編集作業をメインに行いました。

そして本日1月29日、インド団参の事前説明会を開催♪
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参加者の皆様と一緒に、ビザの申請書の書き入れや、旅行会社からの説明を受けました060.gif

今までまだ漠然としていたインド団参ですが、

この説明会を受けて、ようやくその気になってきました071.gif

団参の準備はもちろんですが、行くまでの仕事の整理と、

帰ってからの彼岸法話の作成をしていかなければ間に合いませんね∑( ̄Д ̄;)!!

さて、インド団参事前説明会の後は、京都一部声明師会月例研修ε=ε=ε=ε=┏(; ̄▽ ̄)┛
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声明七曲のご指導を受けました042.gif

私はバタバタとして、なかなか研修できませんでしたが、

改めて日頃からの研修は大事なんだなと感じ入りましたm(_ _)m

ここ数日来、朝から晩まで忙しかったのですが、

今日はゆっくりと、お寺で晩ご飯を食べました001.gifとてもおいしかったです049.gif

1月も残すところ数日、二月の祈祷会の準備をして参ります( -人-)

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by yamasina-gokokuji | 2012-01-29 21:56 | 日記

摩訶止観に学ぶ

昨日1月27日、本山 妙覚寺関西日蓮教学研究所の月例講座がありました!

講題は・・・

摩訶止観に学ぶです( ̄□ ̄;)!!

講師は香川県・妙應寺住職、高岡完匡上人034.gif
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あの摩訶止観を学べるとは幸せ者です053.gif

以前から、予定をなんとしてでも空けてでも、受講したい講義でした!

初めて高岡上人の講義を受けましたが、一言で言うと・・・

熱い!

その信仰の篤さと、雄弁さにすっかり魅了されました♪

まず摩訶止観を学ぶ上での心構えを教えて頂いたのですが、

学ばなくても私たち自身が本来持っているのが摩訶止観であるとおっしゃってました。

それでは摩訶止観とは何なのかというと、

中国の天台大師智顗によって、講義されたもので、

「法華文句」「法華玄義」
とともに、法華経を理解し実践する為の根本聖典として、

天台宗や日蓮宗の主要教義になっているのみならず、

他宗にも多大の影響を与えてきたものの一つです034.gif

さらに付け加えるならば、法華文句や法華玄義で明らかになった教義を、

実践によって体得する修行方法が示されています。

さて、ここを押さえた上で、日蓮大聖人は『十章鈔』の中で、

~真実に円の行に順じて常に口ずさみにすべき事は南無妙法蓮華経なり。心に存すべき事は一念三千の観法なり。これは智者の行解なり。日本国の在家の者にはただ一向に南無妙法蓮華経ととなえさすべし。名は必ず体にいたる徳あり~

と述べられており、その修行とは究極には南無妙法蓮華経のお題目を唱えることだ!

と断言されています。

では、私たちがなぜ摩訶止観を学ぶのかという事ですが、

大聖人がお題目の修行でいいとおっしゃられたことを、

その通りだと確認する為に読むと講義されました。

昨日の講義は、心構えと大まかな概要を講義なされたところで時間切れ・・・。

次回の講義が今から待ち遠しいです。

次回は、2月24日に開催予定だそうですよ。

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by yamasina-gokokuji | 2012-01-28 09:30 | 京都日蓮宗行事

松ヶ崎 妙円寺・部経会

本日1月27日、松ヶ崎妙円寺で、部経会がありました!

京都日蓮宗青年会結成五十周年事業の一環で、毎月二回、法華経を拝読しています034.gif

今日は全国的にも寒波到来の中、本堂の中は冷蔵庫のように冷たいですね(((p(>o<)q)))
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妙円寺のある松ヶ崎は、京都盆地でも最北にあるので、市内中心部が雨057.gifでも、

松ヶ崎は雪のことが多々あります( ̄□ ̄;)!!

この今日の部経会も口から出る息が白くなりながらの読経でした。

しかし読経のお陰か、自然と体がポカポカとしてきます060.gif

仏祖三宝、諸天善神にご加護されていると感じた部経会でもありました!

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by yamasina-gokokuji | 2012-01-27 17:57 | 京日青行事

だから死ぬのは怖くない

私は常々、宗教を信ずる人と、信じない人の違いは何かと考えることがあります。

その違いとは、人が死ぬ時に出るのではないか?と思います034.gif

つまり死に臨んで、怖れを抱いて死んでいくのか、それとも安心して逝けるかではないかと・・・。

前置きが長くなりましたが先日、本屋さんでこんな本を見つけました!

「だから死ぬのは怖くない」
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この本は、終末医療を専門としている医師や、

ご家族の目から見た、人の最後が書かれています。

その中でも、「人は死ぬとき、どのようにして亡くなっていくのか」

について詳しく書かれていました。

私たちがよく見るドラマのように、最後の瞬間までベッドや布団の上で何かを言い残して、

ガクッと亡くなっていくのは、ほとんどありえないそうです( ̄□ ̄;)!!


まず多くの人は、自分の足で歩けなくなります。→寝たきりになる

全身に懈怠感がでて、食欲がなくなり、しゃべることが難しくなる。

身の回りのことが自分でできなくなり、トイレにも自力で行けず、排泄をベッドの上でする。

体力が落ちてくると、自分で排泄もできなくなる。

その後、ほとんどの時間を眠って過ごすようになる。→傾眠状態

意識が混沌とし、時間・場所・人の認識があやふやになる。(聴覚は比較的最後まで保たれる)

亡くなる1~2日前が最も苦痛が強くなる。

死ぬ瞬間は苦しみがなくなる→ご臨終



といった流れだそうです。

これはもちろん、身体が悪くなり徐々に死に至っていく場合ですが、

先述のドラマの風景のように、最後まで家族と話すことはできなさそうですね。

だからこそ、まだ元気なうちに、残された家族は家族同士の時間を大切にしなければなりません。

そしていざ最期の時になった時も、聴覚は保たれているので、

ご家族の方は反応がなくても話しかけて下さいとありました。

逆に、デリケートな話は部屋を出てしなければ、すべて聞こえているであろうとも013.gif

さぁ、ここからが宗教の大事な出番ですが、

宗教は「死」を見つめることを説きます。

そして死後は魂は消滅するのではなく、キリスト教やイスラム教では神の国へ、

仏教ではお浄土へと救済される道が示されます。

この時、これを信じる人は何ら怖れを抱くことなく死に臨むことができます。

そしてそれを見たご家族も、心から救われることができます。

つまり宗教は、

その人だけでなく、
家族や周りの人たちでさえ救済する
のです!

ここが大事な所ではないでしょうか。この本を通じて、改めて信仰の大事さを学ぶことができました。

最期にもうひとつ!

近年欧米のある病院では、余命数ヶ月の患者本人やその家族、

友人を集め病院内でパーテイを定期的に開く試みが実験的に行われているそうです。

そしてその集まりは、患者が亡くなってからも「故人を偲ぶ会」として続きます。

なぜ集まりを続けるのかというと、

大切な人を失った遺族の心の喪失感や、悲しみをやわらげる為です。

つまりは遺族の心のケアこそが主たる目的です。

しかし驚くことに、そのルーツは日本にあります!

初七日や四十九日、一周忌などと、

死者を定期的に敬い弔う日本の文化こそがこの教本です∑( ̄Д ̄;)なぬぅっ!!

皮肉なことに日本が忘れつつある先人の知恵を欧米が学びはじめているのです。

この事は、もう一度私たち日本人は再認識しなければなりません。

この本にはこのように書かれていました。

~世界中を見渡しても、死がすべての終わりであると考える民族は皆無に等しい。人が亡くなってからも、死者と生者の繋がりは続くと考える方が、亡くなってゆく本人にとっても見送る遺族にとっても精神衛生的に健全である。~

皆様はどう思われるでしょうか。

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by yamasina-gokokuji | 2012-01-26 11:29 | コラム

京都勇師法縁新年互礼会

昨日1月23日、本山 妙傳寺京都勇師法縁新年互礼会がありました072.gif

この日は、京都勇師法縁各寺院、全国勇師法縁各支部長、

本山参与各聖が一同に会し新年のご挨拶を致します(⌒-⌒)

最初に本堂にて、法味を言上し、歴代の先師のご回向を捧げました(。-人-。)

その後、客殿にて貫首猊下のご挨拶、本山からの報告、法縁の連絡事項等続きます。
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宗祖日蓮大聖人の御真骨を奉安する、御真骨堂の改修が3月いっぱいで

完了する予定ですので、これから忙しくなりそうです042.gif

ご挨拶、連絡事項が一通り終わりましたら、場所を移し、法縁各聖と会食いたします001.gif

いつもこの席で、宗門のこと、法縁のこと、

お寺の活動のことなど、貴重な意見を伺うことができます。

昨日も良い刺激を受けて、大変有意義な時間を過ごさせて頂きました!

今年は、護国寺が当番幹事にも当たっておりますので、

頑張って参ります049.gif


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by yamasina-gokokuji | 2012-01-24 09:09 | 京都日蓮宗行事

京都日蓮宗公開講座

一年で一番寒い日である大寒の1月21日、京都日蓮宗公開講座がありました!

前回の記事でも紹介しましたが、大寒は仏道修行をする習わしがあります034.gif

この公開講座に参加された檀信徒の皆様も、聞法(もんぼう)という、

仏の教えを聞いて縁を結ぶという、仏道修行をなされたことを、心から敬服致します(。-人-。)

最初に参加者と共に、唱題・読経をし、その後ミニ法話として、

川口智徳師による「お題目がつなぐ仏さまの世界」と題し法話がありました。
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この川口上人は、開教師として海外へ布教に行かれていました(* ̄▽ ̄)ノ~~

また、現役の京都日蓮宗青年会会員でもあります。

海外布教の拠点、シンガポール題目寺でのご信者さんとの経験を通じ、

法華経『随喜功徳品第十八』の経文

言此経深妙 千万劫難遇
~此の経は深妙なり 千万劫にも遇い難し~


を引用し、正法である法華経に出会うことは難しいが、一人でも多くの人を救っていきたい。

そして、法華経お題目でつながった世界は仏さまの姿であると締めくくられました。

開教師らしい、とても良いお話でした!

その後、休憩をはさんで、この日のメイン、

三原正資師による「雨ニモマケズの生き方」と題した法話です072.gif

ちなみに三原上人は、日蓮宗現代宗教研究所の所長さまであります。
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この講題の「雨ニモマケズ」は、宮沢賢治の有名な詩でありますが、

この宮沢賢治ほど、理解しているようで理解していない人はいない!とお話になられました。

昨年の震災後、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の詩がクローズアップされて、

日本国内のみならず、世界でも朗読されています。

またNHKでも取り上げられ、その番組で宮沢賢治は日蓮宗の伝道者であると紹介されたそうです。

意外と、この事を知っている日本人はあまりいないでしょうね。

さて、法話の内容ですが、宮沢賢治を通じ、「法華経信仰者の大事なこと」をお教え下されました。

まず、正直に生きること!

そして、与えていく!

この二つがとても大事であると。

この事をご自身の体験を通じ、あの宮沢賢治の詩のように、信仰していかなければならない!

感謝のお題目こそがデクノボーの精神であると締めくくられました。

次回の京都日蓮宗公開講座は、3月3日に開催されます。

誰でも聴講できますので、どしどしご参加くださいませ♪


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by yamasina-gokokuji | 2012-01-23 09:47 | 京都日蓮宗行事

寒修行

昨日1月21日、一年で一番寒い日とされる大寒(だいかん)。

昔よりこの日は、寒修行(かんしゅぎょう)といって、僧俗共に仏道修行をすることが多いです034.gif

護国寺でも、この日は唱題行脚を行っています♪

しかし、昨日はあいにくの雨057.gif・・・。

雨天の場合は安全面を考慮し唱題行脚は中止と取り決めている為、

そこで寺族だけでですが、本堂にて法華経を読誦し、唱題行を行いました(。-人-。)
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妻も一生懸命唱えていました。
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昔から、「まず身内から布教しなければならない!」

と言われていますように、布教する対象で一番簡単でもあり、難しいとされているのが身内です034.gif

僧侶が自身に甘ければ、身内も甘くなり、

一生懸命仏道に精進していれば、自然と身内も感化される・・・。

という話をどこかで聞いたことがあります(゚ー゚)(。_。)ウンウン

これからも自身を律して、精進して参りたいと思います!

さて、来年からの寒行ですが、雨天の場合は中止にせず、

本堂で唱題行に変更することに決めたいと思います。

せっかくの仏道修行をする機会、この日を大事にしなければなりませんね。

ということで、来年度から唱題行脚、もしくは唱題行ということでご案内させて頂きますので、

檀信徒の皆様!そのおつもりでよろしくお願いしますm(_ _)m

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by yamasina-gokokuji | 2012-01-22 09:15 | 護国寺行事

法華塾「己行記を原文で読む」

昨日1月20日、法華塾がありました072.gif

歴史マニア、そう!!歴男(れきお)が大好きな講義です!

前回までは戦国期の日蓮宗について学んできましたが、

今回は、古文書の解読を試みるというもの。

題して・・・

『中性京都の宗教と文化を学ぶ』
~己行記を原文で読む~


中世日蓮宗の貴重な資料である、仏心院日珖上人の「日記」を原文のまま読んでいきます!

ちなみに仏心院日珖上人は、中世日蓮宗の碩学で、

本山 頂妙寺の歴世、堺の本山 妙国寺の開山でもあります。

功績を述べれば、戦国期の有力者である三好義賢をはじめ、

三好一族、並びに十河家を一族挙げて改宗させ、

安土法難にも日蓮宗の代表として出られております。

また学問所を設け、後に三光無師会(さんこうむしえ)と呼ばれる天台学を講義し、

後の檀林興隆を促進した基となります。
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さて、実際に古文書を読んでみますと、これがなかなか読めない( ̄□ ̄;)!!

書体が草書(そうしょ)なみに崩れています。

これを読むには慣れが一番必要だそうです034.gif

その時代時代の書風があり、字の続きを見ないと解読できないものもあります。

結局この日は、8行解読したところでタイムアップ∑( ̄Д ̄;)なぬぅっ!!

何事にも最初は時間がかかります。しかしとても有意義な講義でした♪

護国寺にも檀林の資料がたくさんありますので、

いつかは自分である程度解読できるようになっていきたいなと思っています(^_^)v

次回以後も、この続きを講義してくださるようです(●⌒∇⌒●) わーい

楽しみにしています001.gif

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by yamasina-gokokuji | 2012-01-21 09:36 | 京都日蓮宗行事

震災後の宗教者の役割

本日1月19日、本山 妙傳寺七面大明神例祭がありました♪

今年初めての例祭。

気持ち新たにお勤めすることができました( -人-)
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でも、さすが本山だけあって本堂が大きい・・・。

ストーブもあまり効かなく、とても寒かったです(((( ;゚д゚)))

それでも熱心な信者さんは、一生懸命合掌し祈りを捧げられておりました(。-人-。)

例祭終了後、ご供養の席で、

阪神大震災と東日本大震災の話になったのですが、

みんな心に忘れられない傷を受けてられるんだなと感じました。

私たち僧侶は、そのような方々にこれからどのようなサポートをしていけるか・・・。

被災地のボランティアや募金活動の物質的支援が一段落ついた頃から、

我々僧侶として、宗教者としての真価が問われるのではないかと思います。

カウンセラーや精神科医によっても癒されない人々に対してこそ、

僧侶としての役割と存在意義が今必要とされています034.gif
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多くの人々は、物質的支援だけではおそらく心は救われない。

最後に人の心を救うことができるのは、宗教心だけであると信じています。

人々が宗教に求めているのは、味わった悲劇、

最愛の人を失った喪失感を何とかして欲しいという気持ち。

これに対して答えることができるのは、宗教であり、特に仏教だけであると思います。

神の思し召しでもなく、運命でもなく、そこにあるのは縁起の法則

常なる物はなく、形ある物は必ず滅する・・・。

この仏教の教えこそが、最後に人の心を救うことができるのではないか?

なぜなら、悲しみや喪失感は一生消えることはありません。

私たちは悲しみや苦しみを乗り越えていくのではなく、

そのことを受け入れ、共に生きていく事こそが、心を救うことができる唯一の方法。

これこそが仏教の教えであり、法華経の「蓮華」の教え072.gif

生あるところには、必ず死がある。

死があるからこそ、生がよりよく見えてくる。

今こそ我々僧侶は、宗教的メッセージを社会に送り続けなければならない!

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by yamasina-gokokuji | 2012-01-19 16:51 | 京都日蓮宗行事

護国寺の行事案内・日蓮宗の動向・日々の活動を綴ってます!


by 山科 護国寺

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