布施の心得 「三輪清浄」とは忘れること!?

今回も布施の話です。これで第四回目となります!

以前の記事は、コチラ↓


義援金と支援金と布施 何が違う?
布施をしたらきっぱりと忘れなければならない!?~舎利弗の怒り~
布施は他人のためならず!?


今までは、布施をする人の心持ちを書いてきましたが、

今回は逆に、布施を受ける側の立場について、考えていきたいと思います。

まず布施は、施す側と、それを受け取る側があって初めて成り立ちます。

その関係は「三輪清浄」(さんりんしょうじょう)でなければなりません。

三輪清浄とは、施す人、受け取る人、施す物がいずれも清浄でなければならない、というものです。

まず、施す人が見返りを期待したり、施した物に「あ~だこ~だ」言ってはならない。

次に、受け取る人が欲望にとらわれていてはいけない。

そうでないと商売取引となり、布施にはなりません。

最後に、施す物が盗んだ物や、邪な物であってはいけません。

さぁ、ここで注目したいのが、受ける側の心得です。

欲望にとらわれてはいけないとあります!

布施をする物がお金だったとします。(これを財施といいます)

その時、金額によって態度を変えたらいけないということでしょうか。

金額が少ないからと「ケチケチしてるな~!」と言ったり、

金額が多いからと、媚びへつらったりしてはいけないのでしょう。

布施の極意をお釈迦さまは、涅槃経』の中に、

「布施をした人、布施を受けた人、施した物、その三つを瞬時にお互いが忘れることが最上の布施である」


と説かれています。つまりは、布施をした人が、d0214907_7533257.jpg


「あぁ~出し過ぎたな…」や、「ちょっとケチって出し惜しみしたかな…」

と思っていたのでは、瞬時に忘れたとは言い難いですね。

やはりその人にとって、適度な布施の値があるのかもしれません。

もちろん中には、多額の布施(財施)をしても、

スッキリと忘れられる素晴らしい人もおいでになられることでしょう。

でもそのような方は、今の世の中、希な存在かも知れません。

そして今回重要なのは、受け取る側の心得です!

「こんなにも頂いた!」や「少なすぎる」

と受け取った人が思っていたのでは、忘れたとは言い難く、

布施をした下さった人に申し訳ないですね。

となると、やはり、受け取る側が「布施」の心得を充分理解しなければ、

布施が成立しないということになってしまいます。

今の世の中、受け取る側にも問題があるといっても過言ではなさそう…。

そもそも布施というのは、僧侶に施したのではなく、

その後ろにおられる仏さまに施された物でもあります。

あくまで僧侶は、仏さまに布施された物を、お預かりする中継点。

受け取った物を、自分の物と思ってしまうことから、

迷いが生じているとも考えられますね。

これは、私自身よくよく肝に銘じていかなければなりません。

以上、長々と書いてしまいましたが、受者の観点からの「布施」でした♪

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by yamasina-gokokuji | 2011-06-10 08:30 | コラム

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